人の行く裏に道あり花の山
この有名な相場格言に関しての誤解と修正は過去このブログで行いましたね。
多くの投資家たちは人の裏を行きたがる自信過剰な人たちが多いです。
他人より相当に先んじて投資しなければ投資収益が出ないと錯覚しています。
今日はこの錯覚を解くべく、いろいろと考えていきましょう。
先んじれば人を制す
確かに間違いないことですね。
先んじることが出来た人というのは確かに大成しています。
ビジネスの世界では先行者利益というものは膨大になることが多いです。
Winners take allとは世界の共通認識であり現在の世界もGAFA支配となっておりここだけに富が集中しその他多数の貧しい者たちといった構図がさらに拡大しているのが実情ですね。
このグローバリズムの弊害は考えなければならない世界の課題ですが、市場原理主義者の立場から述べれば先んじてリスクを取ったのだから世界支配するほどに富を享受しても問題ないといった発想になります。
確かにそれは一理あり、先んじれば人を制すを行った結果としてもたらされたGAFA支配であることは間違いない話です。
ただ相場では必ずしも先んじることが有益をもたらすわけではありません。
相場においては時間軸というものを大切にすることが大事となるからです。
時間軸というもの
時間軸というものを軽視する投資家は少なからずです。
先んじるということはある意味では大きなリスクを取るという意味でもあります。
それは単純に失敗リスクが高いということだけではありません。
多くの時間を待たされてなおかつ失敗ももたらすリスクがあるということです。
ですからプロの相場師は常に時間軸というものを大切にします。
とある取引においてもどのくらいの時間をかけるのかということをきちんと考えてそこを忠実に順守します。
もちろんいつ仕掛けるのかといった問題も常に仕掛け後含み益が拡大していくタイミングであるかどうかをきちんと分析してその確率が高いタイミングでないときに安易に仕掛けることはしません。
無限難平していけばいつかは利益が出るなどといった素人発想になることはありません。
あまりに杜撰な発想です。
時間軸というものを間違えて認識しているということになりますね。
時間軸というものは単純に時間の長さを計るものではありません。
あくまで時間を軸にするということ。
いくら儲かるといった金額を軸にするのではなくタイミング、時間がどのくらいかかるのかといった時間を軸にする投資をするということです。
ここで他人より先んじるといった思考の弊害が生じてきます。
他人より百歩先んじようとすることの愚
他人より百歩も先んじようとする投資家がいます。
そういう投資家たちは大抵自分自身の先見の明を誇りますね。
しかしそれが本当に実現するかもわからないというばかりか、実現するとしても何十年も先の話だったということも得てして起こります。
全く時間軸というものを考慮していないということになりますね。
そういった投資はハイリスクです。
そもそも投資家として自分自身の生命には限界時間があるということを理解していない発想です。
他人より百歩先んじようとすることの愚に気付いてください。
投資家として生きられる時間は人間には限界があるという当たり前の生命の基本を理解しましょう。
あまりに先んじる必要はないのです。
それは結果成功してもただただ不確実性の圧倒的リスクを請け負うだけの素人投資ということになります。
常にタイミングが大事である
最後までお読みいただきありがとうございました。
要するに仕掛けタイミングが大事であるということです。
一歩先んじて仕掛ける勇気は確かに必要なのですが、タイミングを間違えると百歩先んじて仕掛ける勇み足となってしまっているリスクがあるということですね。
ここで考えるべきはいつも簡単で動いてから動けばよいということです。
動いていないなら動かないということでもあります。
どうしても百歩先んじようとしている投資家たちは全く動く気配がない段階で動いてしまいます。
それはもちろん最安値で仕掛けることになり、結果大底で買えたということになることもあるのですが、そういった上手くいくことだけを考えているだけでは駄目なのです。
逆に一向に動かないままであり、むしろじれったくなって底割れしてくリスクというものが露呈してしまう可能性というものをしっかりと考慮しなければならないのです。
ですから必ず動き出してから仕掛けることを心掛ける必要があります。
もちろん動き出してから動いて高値掴みなんてことは大いにあり得ます。
しかしその場合は損切りすればよいだけの話であり、それはまさに動かないタイミングであったというだけの話です。
本当に大きく動くことに結果的になるものは動き出してから仕掛けて十分に間に合うことになります。
当たり前の話ですね。
しかしこの当たり前の話が理解できない投資家たちで今日も溢れているからこそ、とにかく何歩も他人より先んじなければならないと未来のお宝銘柄探しに奔走しているわけです。