何もしない勇気

独活日記(相場を生き抜くために)

とにかく行動することである。

何もしないでいることは間違いだ。

巷ではよくそう言われていますね。

もちろん人生という意味では成功という意味では行動しなければ何も始まらないという意味で一理あります。

しかしながらこれは一理でしかないことなのです。

今日はこのことを考えてみたいと思います。

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新型コロナウイルスの例

新型コロナウイルスが次々と変異して感染拡大対策を嘲笑うかのように感染拡大し続けていますね。

私はこれは人災であると考えています。

何故なら新型コロナウイルスは圧倒的感染力がある風邪ウイルスだからです。

感染者の経路を辿っていって関連者をすべて隔離していくなどということをしようとしても意味がないのですね。

幸いなことにインフルエンザ同様、感染してもほとんどの人たちは死なないわけですし、症状さえ全くでない人たちも多数なわけですから、いかにして感染させないかという意味ではもう対処のしようがないのです。

もし本気でやるなら全国民を一人一人老人でも赤ちゃんでも隔離するしかないわけですがそんなことは不可能なのです。

飲食店などを徹底的に叩いて営業自粛させたところで意味が無く結局最終的に全国民が感染して免疫を付けるしかないのですね。

毎年毎年変異インフルエンザが流行し続けてワクチンもあるし抗ウイルス薬もありますが、そういったものを使っても感染を止めることは出来ていないのです。

風邪とはそういうものなのです。

ですから政治家は感染拡大阻止政策の中止を決断すべきなのですね。

感染拡大対策に関しては何もしないといったことが正解なのです。

ところが各都道府県の知事たちは何かをしなければならないと日々躍起になっており自分は仕事をしているといったアピールに必死です。ここで社会的受容をしましょうと言って何もしない勇気を持てる本物の知事は一人もいませんね。残念なことですがいくら感染拡大対策をしてもウイルスは次々と変異していきますのでワクチンも効かない変異株も登場するでしょうし、感染力はさらに強めて感染拡大に邁進していくことになるでしょう。

ここまで見えている人は何もしないという英断が出来るわけですね。

スウェーデン首相やブラジル大統領はここまで見えていたかは分かりませんが、少なくとも正しい決断をしたわけですが、この根底にあるのはいつも自分のアピールではなく民のことを考えて適切に判断しようとしているということです。

日本にもそのような政治家が育って欲しいものですが、残念ながら現状は皆無ですね。

それは指定感染症指定から依然として外されていないことからも容易に理解できます。

行動すべきはこれだけですよ。

いい加減新型コロナウイルスの社会的受容をすべきなのです。

そのための鍵となるのは何もしない勇気です。

相場における何もしない勇気

相場において行動することは勿論大事であり、行動しなければ何も始まりません。

要するに仕掛けなければ結果は何も出ないということです。

相場では仕掛け手仕舞って初めて損益結果が出ます。

そういう意味では何もしないということは損失を出すことも無いが利益を出すことも無いということになります。

従って何もしないわけにはいかないのですが、相場局面によっては何もしないことがベストであることがあるということです。

相場環境が自分の手法に合っていない時期というのがあります。

そういうときに器用に他の手法をやるなどということはなかなか出来ませんし、それをやるとごちゃまぜになって一貫性を持って売買できなくなる確率が高まります。

ですからそういう場合には何もしない勇気を持つ必要があるのです。

要するに相場環境が変化するまで、自分にとって良い環境になるまで仕掛けないといったことが出来ることが大事です。

また値動きに翻弄されてトレンドは維持されているのにちょっと短期的に暴落している現状を見て驚いて手仕舞ってしまうといった瞬間に何もしないでポジションを維持できる勇気というものが問われます。

相場においても何もしない勇気は大事であり、要するに新型コロナウイルスに対しての対処同様、適切に行動することが大事であり、不適切な行動をしない、そういう状況では何もしないということが大事であるということですね。

何かしなければならないと考えることのリスク

これは新型コロナウイルスをあたかも感染拡大阻止できるウイルスであるかのごとき対策を実践しようとしている政治家たちにも適用されるのですが、とにかく何かしなければならないと考えることのリスクを認識できていない人たちということになります。

やるべきは適切なタイミングで適切な行動をすることであり、そうではないタイミングでは何かをするのではなく何もしないということが適切なのです。

ここをしっかりとリスク認識しておかないと相場では過剰な仕掛け手仕舞いによって成功への道を閉ざされてしまいます。

過剰な売買頻度、過剰な投下資金、感情的な売買、そういったハイリスクな行動を誘引してしまいます。

ですから何かしなければならないと考えることを止めましょう。

いつも行動しなければならないということにこだわらないようにしましょう。

それが投資家として成功し続けるための精神確立のための思考ということになります。

相場とは人生

最後までお読みいただきありがとうございました。

人は動物ですから何か動きたくなるのが基本的な性質です。

それは生きるという意味ではとても大切なことです。

何かを思い立ったなら行動すべきです。

限りある人生ですからね。

しかし相場ではそれが仇となることが少なからずです。

あなたはいつも売買したいかもしれませんが、相場は必ずしもそうすることが適切となる局面にはならないのです。

あなたが何か行動しなければならない、売買しなければならないと思ってしまっているのならそれはあなた自身がかなり傲慢になっており、市場の考えに従うという私が常日頃述べている最重要なことを忘れかけているということを認識してください。

そしてもちろんその傲慢性を改めて相場を張るのを休むということを検討してみてください。

相場は明日も開かれています。

今日このタイミングでこの銘柄で仕掛けなければ永遠に利益が出ないわけではないのです。

新型コロナウイルスとは永遠に人類は付き合い続けるしかありません。

依然としてこのことを総理大臣以下各都道府県知事たちは全く理解しておらず何か行動する、感染拡大阻止のために対策をしているということをアピールすることに終始することでむしろ国民の生活を疲弊させ続けているということを理解していないということで誤った行動をし何もしない勇気を持てないままでいます。

相場師である私翁は長年相場を張り続けてきたことによって何もしない勇気を持つことの大事さを身に染みて理解しておりますのでこういった相場とは関係ない新型コロナウイルスに関しても同様に適切な方向性というものが認識できてしまうということになります。

相場を張るとはただただ売買しで儲かったなんだ経済がどうなるこうなるこの業界がどうだこうだといった些末な話ではなく、この世の理をしっかりと正しく見極めて生きていくための経験を積める人生修行の場であると考えている故に私は依然として相場を張り続けて学び続けているわけなのです。

あなたも個人としての圧倒的資産を築いていけば私のこの言葉が理解できることになります。

相場とは人生、故にあらゆる事象の正しい方向性が見えるようになってしまう。

何もしない勇気を今日は学んでほしいですね。

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