相場師になって悪かったこと

徒然日記(相場以外の話題も)

さて天邪鬼な私翁でございます。

先週は新NISA販促広告活動をしたかのような発言をしてしまいましたので今回は相場師になって悪かったことと題して相場師になって悪かったことをあげつらってみたいと思います。

同業の方々、相場師を目指している方々は不快になるかもしれませんのでお読みにならないことを最初にお勧めします。どう感じても自己責任が原則です。ご了承くださいませ。

スポンサーリンク

相場師は孤独である

まず相場師は孤独です。

人間として家族がいない友達がいないといった孤独ではなく相場を張る上で孤独であるということですね。

これは完全自由であり良いではないかと多くの日々何かに束縛された制限生活を送っている社畜な苦行を継続している自由のない人たちから見れば何を贅沢なと言われるかもしれませんが、自由とは必ずしも良いことばかりではありません。そのことに関しては過去このブログでも述べておりますので詳しくその考えの本質をお知りになりたい方はこちらで復習してみてください。

相場師は相場を張る上で完全に孤独なのです。

普通は全ての業務を自分が全て請け負うことはまずないのです。

サラリーマンの方は自分自身が与えられた業務だけを日々こなせば良いだけです。同じことを他にもやる人がいて、さらに同じ会社の異なる業務をまたさらに他の人がこなしてくれます。経営者はかなり様々なことに関わっていかねばなりませんが、こちらもすべてを自分でこなすことはなく、指示を与えた後は社員に任せて自分がそれを現場で行うということはほとんどありませんし、そんな暇はないはずです。

ところが相場師はこういったことをすべて自分自身でやらねばなりません。

要するに全ての業務を自分で立案し決断し実際に実践して結果を出し続けなければならないわけですね。この孤独に耐えきれる人は数少ないということになります。

やはり組織の力は偉大であり、一人で出来ることには限りがあるということですね。

だからこそ人は群れるわけで、そうすることでお互い助け合いながら会社組織として大きくなっていき全体として圧倒的な大利を出していくということになるわけです。

そういう意味では相場師は徹底的に孤独であり、その孤独に耐えうる精神力というものをしっかり鍛錬しておかねばなりません。

相場を張る者は常に卑しい

次にこのこともきちんと目を向けておかねばなりません。

相場師はどこまで行っても金儲けです。

巷を見てもカリスマ投資家だ億り人投資家だともてはやされていますが、そういう人たちを見ても総じてそこに卑しさが見つからない人はいませんね。やはりそこにあるのはどこまで行っても相場は金儲けの世界であるという現実を覆すことは出来ないからです。

この銘柄には業績予測における合理的説明があり、その達成角度は高いのではないだろうかなどと理屈を捏ねられてもそれはただの買い煽りでしかなく、本人は単純に調べたい知りたいだけだと述べていても結局相場を張っている限り、投資している投資家と標榜している限りそこには金儲けをするためのものといった卑しさを隠しきることは決して出来ません。株主優待おじさんも同様です。結局物貰いの卑しい人物でしかないわけですね。日本独自のシステムであり、株主の平等性という意味では大いに差別したシステムですが、単位株程度を買うのが限界である個人投資家がほとんどとなる小企業においては有っても良いのではないかと思われるものですが、いずれにせよ物をタダで貰うために株を保有しているという卑しさは常に付きまとうわけですね。企業を本当に応援したいならまさにその企業に優待商品などという対価を貰うことなく全額寄付すればよいからです。

相場を張る者は常に卑しい

これが紛うことなき真実です。私も日々大金を稼ぎ続けている例外なき非常に卑しき相場師なのです。

一定の資金さえあれば誰でも相場を張れてしまう

このことはとても大きいことですね。つまり参入障壁が非常に低いということです。

学生や専業主婦でも気軽に参加できるほどに最低必要資金も昔よりずっと小さくなっていますので現代はさらに参入障壁は低くなっています。

つまり日々真剣に研鑽して相場を張っている人でも他で稼いだあぶく銭を大量に使って今日も適当に売り飛ばしてやったとか相場など世界すべてに分散投資しているファンドだけ買えば誰でも儲かるといった相場を馬鹿にしているような言葉をまき散らしながら張って儲けている人でも同列に語られてしまうということです。

私は日々真剣に相場を張っている相場師としてこのことがとても悔しく、自分の仕事を貶されているかのように思ってしまう、相場師になって悪かった最大のものですね。

本当につらいですが現実は受け入れざるを得ません。

相場の世界は弱肉強食の世界ですからどこまで行っても資金力がモノを言います。

億り人などがもてはやされていますが、億円程度の資産家なんて世界には腐るほどいます。そういった人たちにとって億り人などと言った人たちは塵芥の類でしかないわけです。

実際には100万円を数年で1億円にして億り人に成れた投資家というのは凄いと私は思いますし、それを継続できるかという問題はあり、メディアなどに露出している暇には研鑽すべきだろうと苦言を呈したくはなりますが、それでも誰でも出来ることではないと評価しておりますが、しかし私のような億ドルリ人でも世界ではちっぽけな存在でしかありませんから、増長して自己顕示している場合じゃないだろうと言うのが本音です。

上には上が確実にいるのが相場の世界であり、それは一定の資金さえあれば誰でも相場を張れてしまうという参入障壁の低さからもたらされていることでもあります。

相場師は最低です

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日は新NISAリスク認識投資反対定期預金促進活動となってしまいましたが、このように相場師は最低です。

この世の多くの人たちは絶対に相場に足を踏み入れてはいけません。

NISAで長期で圧倒的に差がつくと現段階での長期的上昇トレンドが継続している好環境を示して将来も絶対にこれが続いていくと確信しているかの如くに誘ってくるわけですが、そんな金融機関の誘いに乗ってはいけません。

日々しっかりと定時間働いて少なくても確かな間違いなきサラリーを得続けることに邁進してください。誰でも少額からでも参加できるという参入障壁の低さからちょっとやってみようかなといった覚悟でやろうとする人も少なからずですが、そんな甘い世界ではありません。甘い世界に見えるような局面はありますし、そういったことをあなたに一時的にもたらす可能性は存分にありますが、それを生涯に継続させるためにはあなたが今やっている仕事同様に不断の努力が必要になります。

金融機関の甘言に騙されることなく、大切な自己資産を投じる前にこんな相場師といった最低の仕事をやってみる覚悟が本当にあるのかどうか自問自答してみることから始めてください。

気軽にNISAではないのです。

覚悟を決めてやるならNISAなのです。

このことを絶対に忘れないで下さいね。

今日は徹底的に厳しくサディスティックに自己批判してしまいましたね。

私はマゾですから少し自己満足している自分がいますが、それはさておき相場というものを大分安直に考えている人が少なからずとなっているのは当然ながら米国市場中心に長期上昇トレンドが続いていて最高値更新近辺にあるからですね。しかしこれがいつ何時100年単位における長期下落トレンドに転換するか分からないのです。過去何十年と上昇トレンドが続いてきたのだからこれからも何十年と長期においては上昇トレンドが続くはずだと考えることは非常に安易な発想なのです。

最も大切にしなければならない相場の真理は一つだけです。

相場は何事も起こり得る

このことを絶対に忘れずに、こうすれば絶対に儲かるといった聖杯探しに邁進することなくきちんと相場を適切に張り続けることに集中することが大事です。

相場師は最高で最低の仕事なのです。

これが本当の正直な真理ですね。

タイトルとURLをコピーしました