安倍政権において官房長官として懐刀役を務めてきた菅氏が総裁選に出馬するようですね。
今回は安倍総理の病気の再発によるやむを得ぬ交代ですので来年9月末までの短期リレー的な役割を果たすという意味で安倍政権がやってきたことを踏襲していく政権作りが妥当と自民党内で考える人が多くなっていくのは当然であり、その場合菅氏は最適な人物ということになるのでしょう。
元々このシナリオで主流派は動いてきているというところなのでしょうかね。
コロナ禍で総裁選などやっている暇がないとしてすんなりと決まっていくかそれとも自民党の総裁選だから国民に問うものではなく党員に問うものという意味でしっかりとやった方が良いとなるのかこの辺はこれからいろいろと思惑やせめぎ合いがあるのでしょうが、いずれにせよ、既定路線としてあるのは菅総理大臣誕生ということであることは間違いなさそうです。
株式市場的には安倍政権の踏襲というものが一番評価を高めることになるでしょうね。
他の候補の場合は政策が大転換してしまう可能性もありますからね。
まあどちらにしても自民党政権ということでそんなに大きく変わることはないと私は思いますが、市場評価は安倍政権踏襲となる菅氏が最適というところなのでしょう。
私が求める指定感染症指定から外すと言った政策変更も菅氏は同様の考えをお持ちですのでこの点においても適任となります。
さて自民党総裁選の行方はどのようになって誰が総理大臣となるのか、今月は注目ですね。
株式市場の大勢に変化なし
日本の影響力は弱くなっていく方向性にありますので安倍総理辞任の影響はあまりないと見て良いでしょうね。
指定感染症指定を見直すといった安倍総理の最後の言葉を踏襲するだろう人は総裁候補と目される人の中では菅官房長官であり、流れは菅総理大臣となる確率が高そうですから私はその選択で一年間繋ぎ役としてやるのが良いだろうと考えておりますが、グローバリズム政権踏襲という意味では誰がやっても自民党政権であることは確定していますから変わらず、そういう意味では日経平均株価的にはグローバル大企業が米国その他世界経済の回復によって恩恵を受けることで底堅い推移となる可能性は高まります。
基本的には高値圏でのもみ合いで年初来高値更新出来ていない上値の重い状況ですが、米国市場が絶好調であり、ナスダック連動型相場は継続しておりますので相場は強い状況が継続していく可能性が高いということになりましょう。
何度も繰り返していますが、日本市場はすべて米国市場次第であり、元々国内経済政策は安倍政権による日本ラースト政策の数々によって酷い状況に陥っていますので安倍政権が交代しても関係ないと市場が判断することになります。
米国市場においてナスダックやS&P500などはすでに史上最高値更新し続けており、残りはNYDOWがそれに続けるかどうかとなっており、これが起きてくるなら相対的に弱い連動性を示している日本市場もいよいよ年初来高値更新が見えてくるということになりますね。
日本国内経済の実態と株式市場の乖離がますます広がるばかりとなっていくわけですが、グローバル市場で活躍する日本企業は隆盛を極めますので日経平均株価的には上昇しても別に不思議ではないということになります。
私は内需拡大政策を中心に反グローバリズム政策に邁進すべきであると考えているわけですが、安倍政権は真逆を進み、次期総理大臣が菅氏であるなら100%安倍政権の踏襲となりますので実質安倍総理がもう一年やるのと変わらないということになりますので経済政策に関しても正しい異次元金融緩和政策はそのままに国内経済を縮小しながらグローバルに展開する企業を支援する政策に終始するということになるでしょうね。
相場師としてはこの年初来高値更新なるかどうかは今週以降注目しています。
そうなれば当然のごとく基本買い姿勢で良いということになります。
指定感染症指定を外せるかどうか?
新型コロナウイルスに関しては結局安倍総理の見直し提言によってしっかりと指定感染症指定から外す実践が出来るかどうかが焦点となってきました。
実際インフルエンザウイルスと何も変わらない致死率が低い故に感染力が圧倒的、要するに感染者をめったに殺さないからウイルス自身も生き延びられて感染拡大できると言った当然の論理的帰結によって新種の風邪であると判断して良く、インフルエンザ同様、余計な検査などせず、誰もが気軽に検査できる状態にするなどといった愚かなことはせず、風邪の症状に対する対症療法を施して自然治癒を待つと言った当然の対処に転じるべきです。
そして何よりも大事なことは医師が感染したところで隔離されない逐一クラスターだなんだと騒ぎ立てない社会的環境作りが大事ですね。
新型コロナウイルスの社会的受容をすることであると私はもう飽き飽きするほど何回も何か月も前から述べ続けていますが、その具体的処置として指定感染症指定を外して医師が感染しても医師自身が隔離されることのない、安心して風邪ですからお薬を出しておきますねと気軽に言える医療崩壊とならない体制を整えることが大切です。
コロナパニックで経済は大打撃であり、4-6月期は圧倒的に沈み、7-9月期は多少リバウンドがあるでしょうが、10-12月期にまたこのままだと再度落ち込むリスクが高まっています。
まずは政治が早急に出来ることとしてこの指定感染症指定を外せるかどうかということが本当に重要な決断としてあるということを何度も訴え続けておきたいと思います。
この政治決断がきっかけとなって社会的受容も進んでいきますし、経済回復可能性も生じてくるということになりますね。
経済回復に関しては消費税減税などの処置も必要だと思いますが、いずれにせよコロナパニック終焉のためにはまずはパニックに陥っている人たちが少なからずの医療界をパニックから立ち直らせることが必要となります。
力強い上昇相場となるのか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
相場は非常に強い展開が続いています。
その先導役は米国であり、コロナパニックが日本より酷い米国でありながらもトランプ大統領による適切な大規模緊急経済対策、FRBによる緊急的なゼロ金利政策によって経済回復にはまだまだ弱まるリスクがあるものの株式市場的には歴史上最高値更新を全体的にも行っていくような展開が来る可能性も生じています。
現状は特定企業だけが上がる歪な超二極化相場となっていますが、この辺に変化が生じながら力強い上昇相場となってくるのかどうかはしっかりと今週以降注視していかねばならないと思います。
相場師としては今日も何も変わらず上がるものを買うだけですね。
シンプルですね。
故に相場師はどんな相場付きであれ、どんな経済であれ、どんな時代であれ着実に良き仕事が出来続けるということになります。
もちろん逐一とある事象でパニックになって誤った売買をしてしまわなければという限定付きですが。
今週も淡々と市場の考えに従っていきましょう。