果たして現在はバブル相場なのかどうか?
喧々諤々巷ではやっており完全にバブル相場だから一年以内に大暴落が来るだろうと言っている人やいやいやバブル相場ではないから日経平均50000円へ向けて突き進むだろうと言っている人がただいま同時に存在し続けています。
どっちが本当なのだろうか?
と思うのが普通の人たちだと思います。
私はどちらも全く興味がないという感想しか持ちません。
そんなことは相場に聞いてみるしかなく、相場を張り続けてみるしかないことで結果どちらかが的中し、どちらかが不的中となるだけの話です。
この思考法が常に相場師にとっては大事です。
現在はバブル相場ではない
私個人の考えは現在の日経平均株価が40000円の大台超えとなっている現状に関してバブル相場ではないと考えております。
その理由は日経平均株価採用銘柄の業績を見て現株価が超割高となっているといった事実は全くないからです。ですから現在はバブル相場だから歴史は繰り返すだろうとか言っている方々は間違っていると考えています。
バブル相場の定義はいわゆる企業業績と共に業界の市場動向やその企業の成長等を加味するとしてもファンダメンタル指標において異常なほどの割高水準にどの銘柄もあるといった状況がバブル相場でありそれは確かに過去不動産バブル相場時に私たち日本人投資家たちは現場で実体験してきました。
それとは現在は全く違うと言うのが事実でそれは普通に日経平均採用銘柄の業績と現株価との比較による各種基本ファンダメンタル指標を見ても一定の理解は出来ますし、もちろんさらに詳細に分析していっても超割高な実態無きバブル相場の水準にあると言うことは決して出来ないからです。
単純に数字で見ると客観的判断によってバブル相場と見なすわけにはいきませんので現在はバブル相場ではないと断言することが出来ますね。
しかしこれから株価が大暴落しないわけではない
ただここで間違ってはいけないのです。
バブル相場ではありませんが、だからといってこれから株価が大暴落しないわけではないということです。
仮に大暴落したらほら見ろバブル相場崩壊だと吹聴するのは大間違いないのです。
株価がこれから暴騰しようが暴落しようが現株価水準は別にバブル相場ではないのです。
ただ単に短期的材料、需給要因による上下運動がボラティリティ高く起こるリスクは当然あり、それは明日である可能性は存分にあります。そして実際今日も個別銘柄においてはそういった銘柄が確かに散見し続けています。
どこまで行っても巷の相場の専門家と言う名の素人たちは素人発言のままなのです。
これから株価が上がるのか下がるのか、そんなことを予測しても無意味なのです。
バブル相場だから株価が暴騰するわけではなくバブル相場ではないから株価が暴落しないわけではないということが相場の真理です。
要するにどういう相場かといったことは何の意味も為さないということです。
相場のことは相場に聞け
有名な相場格言ですが、この本質は相場がどういう相場なのかということは何も意味がないので知る必要はないということです。
すべての相場を語るだけの人たちは無用の長物であるということを言っているわけですね。
相場はただ気の赴くままに上下運動をするだけです。
今は上がる方向性に突き進んでいるように見えていますね。
しかし明日からはそれが下がる方向性に大転換するかもしれません。
相場がどうなるこうなるバブル相場だなんだといったことは考える必要は一切ありませんということですね。
どうであれ株価は上がるときは上がりますし下がるときは下がります。
この当たり前の事実の繰り返しに対していかに素直に対処できるかだけが大事なのです。
ですから結局相場のことは相場に聞けということになるわけですね。
相場の本質
最後までお読みいただきありがとうございました。
プロの相場師はいつも相場の本質だけを見つめてしかしやり方は様々な手法で持ってそれぞれで成功し続けています。
ですから私はやり方に関して他の方のやり方というものに興味は全く湧かない一方で批判も一切ありません。本当に好きなように売買すれば良いと思っています。
どうであれ成功し続けているならどういうやり方であれ優位性のある手法には必ずなっていますからそれが論理的であれ感情的であれ何であれ相場は必ずその投資家に成功をもたらしてくれます。
結局これだけなのです。
いつ仕掛けいつ手仕舞うのか?
ここに相場環境がどうであれ淡々と一貫性を持って正しく継続できる精神を確立しているならどんな相場環境になってもそれがバブル相場だろうとそうでなかろうと、バブル崩壊相場だろうと○○ショック相場だろうと関係ないのです。
これが相場の本質です。