欧州などでは再び都市封鎖、ロックダウンが新型コロナウイルス感染拡大によって実践されてきています。
愚かなことですね。
新型コロナウイルスはもう新種の風邪であることが明らかになったわけですから感染拡大阻止は絶対に不可能なのです。
ロックダウンをすれば確かに目先の感染者数は鈍化するでしょうが、それは将来の感染者の先送りをしているだけなのです。
まさに塩漬け投資家のように損切りせずに待っていれば何とかなるのではないかと淡い幻想を抱いている状態ということになります。
このコロナショック第二弾が到来しており、相場も激震が走り始めています。
再びのロックダウンが世界各地で起こってくるなら当然ながら再び経済打撃がやってくるというわけで企業業績もさらに沈むリスクが高まっていくことで株価も厳しい状況となってしまうという当然の帰結となります。
相場はファンダメンタル要因のみで動くわけではありませんから異次元金融緩和、無尽蔵財政出動をしていても下がるときは下がります。
もちろん政府対応としてはロックダウンをするのであれば追加的に金融緩和をさらに進めて、財政出動も大規模に追加しなければいけません。
それをしない国は大きく経済が沈むことになります。
そしてその中でロックダウンなどしない国はむしろ経済的には相対的隆盛を極めていくことになるでしょう。
その代表格は中国ということになりますね。
日本も決して緊急事態宣言再発動などといったことをしてはいけません。
現状相場は米国大統領選を間近に控えながらコロナショック第二弾に怯える現状といったところですね。
強い中国市場
中国経済一人勝ち確率が高まってきてしまっています。
中国でも恐らく新型コロナウイルスは各所で蔓延していると思うのですが、政府は情報統制しており共産国家ですから強権的に抑えつけることが可能で、中国においてはコロナパニックといったものは再び起こることはないでしょうね。
それは正しい政策と私は考えており、そのことで当然経済も打撃を相対的に受けませんのでグローバル市場としての他国のロックダウンによる影響はありますが、中国にとっては内需拡大の絶好の機会でもあり、実際中国政府はその正しい方向性を着々と進めていると私は見ております。
それ故に中国市場は欧米市場の暴落の中で底堅い推移を示しており、上昇トレンドを維持しているように現状見えます。
そして今回は同じアジアとして日本市場も上値は重いが底堅いといった展開となっていますね。母なる相場は脆くも崩れ去りそうな気配ではありますが。
ただこのようにきちんと時間軸を合わせて比較すれば分かる通り、中国市場はすでに年初の高値を大きく越えて推移している一方で日本は年初の高値を超えることは全く出来ていないといったところはきちんと見ておかねばなりません。
要するに日本市場は元々中国市場が超えている水準をまだ超えられていないことを棚に上げながら現状底堅さを示しているに過ぎないという点ですね。
つまり元々超えるべきハードルが低いのです。
この辺が私が何度も繰り返し述べているところの国内経済政策の違い、消費税減税や大規模長期的持続的財政出動の有無といったところでしっかりと市場も評価を変えているわけですね。
その辺のところはしっかりと認識したうえで直近の欧米市場に連動していない点は基本的には新型コロナウイルスに対してどうやら東アジア、東南アジアの人たちは抵抗力は相対的に強く、感染しても相対的に死亡率が低い、元々ある旧型コロナ風邪を満喫していることによって新型コロナ風邪にも適応しやすい民族群なのではないかということが言われてきており、結果それはロックダウンをする事態になることはないだろうということで実際に感染再拡大してロックダウンを始めてしまった欧米と比して新型コロナウイルスによる経済的影響は相対的に小さいと見なされているからと私は考えています。
結局経済的影響は人為的なロックダウン政策を施すかどうかに関わってくるので社会的受容をしているスウェーデンやブラジルなどの国々からコロナは収まっていくはずであり、実際ロックダウンした国も全然感染拡大を抑えることは出来ておらず感染再拡大してまたロックダウンして経済破壊する政策を始めているわけですからこの私の元来からの主張が正しいことを証明してしまっているわけですが、この新型コロナウイルスの社会的受容をしない限り、経済打撃は永続し、株価にも重石となっていくと思います。
そしてそういうことをせずに社会的受容をした国から繁栄していき、そういった国だけが繁栄する時代がコロナ時代ということになる確率が高まっており、現状では経済政策も含めて適切に行っている中国の一人勝ち様相となるということを株式市場は織り込みにいっている段階ということになるでしょう。
米国もトランプ大統領再選であればコロナ風邪に打ち勝った大統領ということで中国に追いつき追い越せと矢継ぎ早に経済対策を実践してくると思いますがこちらはまだ大統領選前ですからどうなるか分かりません。
日本としては当然中国に倣い、緊急事態宣言再発動などという愚かなことはせず指定感染症指定から外して新型コロナウイルスの社会的受容をしましょうと政府が率先して啓蒙していくことが大事です。
それをしなければ中国に日本はますます経済的に引き離されていくことになります。
大統領選後
米国大統領選が迫ってきましたね。
私はトランプ支持であり、実際トランプ大統領が勝つのではないかと客観的にも見ているのですが、マスメディアによれば相変わらずバイデン優勢のようですね。
果たして結果はどうなるのか?
接戦ではありそうですからどちらがなるのかは誰にも分かりません。
いずれにせよ大事な結果です。
トランプ大統領になるならもう4年米国民にとっては素晴らしい時代になるでしょう。
バイデン大統領になるならどの程度の政策転換が為されるのか見極めてその中身によっては厳しい時代になるリスクがあります。
相場は誰が大統領となったのかということを見て、その経済政策の中身を客観的に判断しながら動いていくということになりましょう。
ファンダメンタル的にはFRBはゼロ金利政策を当面維持と述べておりますし、大統領選後には追加の財政出動が発動される予定にはなっておりますので底堅さは示すのではないかと私は見ておりますが、この辺はまだ決まっている話ではありませんのでやはり新大統領が誰になってきちんと実践できるかどうか見極めなければなりませんね。
今週は大統領選後の相場の動きに大いに注目となります。
いつまでパニックを続けるのか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
新型コロナウイルスパニックをいつまで続けるのでしょうかね。
残念ながら欧州は一部の国を除いてパニック症状となっている政策責任者が多数派でロックダウン再びとなりつつあります。
スウェーデンのパニックになっていない冷静な政策判断を参考にして欲しいものですね。
基本的にはなるべく感染リスクの高いことはせずにそれぞれで自己判断してリスクを冒してくださいといった対処でいいのですね。
だって風邪なんですから。
国民の多数に風邪を引かせてはいけないとして都市封鎖をすることはまさに喜劇なのです。
the comedy of errors
欧州の人たちはもう一度これを読み返して新型コロナウイルスとは何なのかアイデンティティというものを考えてみると良いでしょうね。