日本経済の終わり

徒然日記(相場以外の話題も)

日本国民の選択は現状維持ということになりましたね。

相変わらずの野党の体たらくもアシストしていたわけですが、安倍政権の四期目も噂されるような事態となってきました。

安倍総理の権力維持のための調整能力は素晴らしいと言えるでしょう。

日本経済にとってはどういう方向性となっていくのか暗い題目となってしまっていますが冷静に客観的に考えてみたいと思います。

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消費税増税確定

まず何よりも大きいのは消費税10%増税を公言していた与党に日本人は追認してしまったという事実でしょう。

これで10月の増税は確定しました。

安倍総理自身はやりたくないと思っている財務省が悪い財政規律派が多数でそこに阿る必要があるといわゆる安倍総理の妄信的支持者たちは相変わらず述べているわけですが、それが真実であれそうでなかれ最終決断を下すのは総理大臣の役目であり自身の権力維持を第一と考え、苦渋の選択という演出をしながら淡々と実践することになるのでしょうね。

これは日本国内経済にとって大打撃となります。

消費税に関してはもう分かっている方には分かっていることですが、逆進性の弱肉強食の税であり、ある意味では完全平等、富めるものも貧しきものも健常者も障害者も、大人も子供も分け隔てなく消費するなら徴税するという実質的なお金を稼ぐ能力差を全く考慮していない税目であり助け合いの精神が強い日本的ではなく出来得れば廃止すべきものです。

れいわ新撰組だけがそれを訴えており、党首である山本太郎氏は落選してしまいましたが一定の支持を集めて二議席を獲得することが出来ています。

消費税増税というものに対しての圧倒的絶望感、圧倒的危機感を抱いていた方々は一定数いたということですね。

ただ本来はこういう新党ではなく既成政党の野党がそれを訴えなければ大きな対立軸となって行かないのですが残念ながらこの辺に既成野党の政治戦略における体たらくがありそれがねじれ国会を作ることが出来なかった要因の一つになっています。

というよりもこういう野党勢力においても消費税増税はやむなしと思っている政治家の方々が存在しており、そういった勢力の存在が思い切った戦略を打てなかったということなのかもしれません。

そういう意味では出ては消えていく新党の歴史に飽き飽きしているということは目をつぶってれいわ新撰組などの新党に期待するしかないのでしょうね。

移民推進追認

こちらも国家的危機として非常に危惧されることになります。

日本人の性格として世界各国のように移民排斥運動などということを移民を大量に受け入れた後に起こすことは出来ないでしょう。

日本人は実は多様性を受け入れる文化を持っており、受け入れた移民に対して何とか日本に溶け込めるようにしてあげようと考える優しい民族ですから決して排斥するべく行動するということはないでしょうね。

そしてそれは一度入れてしまったら大変であるということにもなるでしょう。

なるべく入れないようにする移民制限法案を確立しなければならないと私は考えていたのですが、残念ながら国民の選択はこれを追認する結果となってしまいました。

経済的にはいわゆる低賃金労働者としての移民が大量に入ってくることによって日本全体的な賃金の低減化に役立つことでしょう。労働効率性が向上するという意味でインフレ対策となり日本経済のデフレ脱却は遠のくことになります。

憲法改正は遠のいた

憲法改正は今回の結果で遠のいたということになるでしょう。

安倍総理は盛んにこればかりを述べていましたが本気度は伝わってこず、結局改憲勢力三分の二以上を失ってしまいました。

そもそも可能だとされた状態で何年も発議さえ出来なかったわけですからやる気はなかったと判断するのが妥当ですね。

ただこの結果に関しては私は高評価です。

私はもちろん憲法改正派ですが、現在やろうとしていた憲法改正は中身がむしろ酷い解釈を生んでしまうものとなっていると考えておりこれをやるくらいなら何も変えない方がまだよいという状態だからです。

まあ経済的には全く関係ないことですが法治国家としての国のあり方という根幹の部分のことですのでとりあえず改悪はないという点では今回唯一の良かったこととなるでしょう。

相場的には

最後までお読みいただきありがとうございました。

日本経済的に暗い将来となる政策を次々と実践した政権を日本国民が追認する結果となったということは非常に残念に私は思います。

しかし消去法的な選択としてこうなってしまったという側面もあるのでしょう。

現代日本は民主主義国家ですので最終的に多数決で決めるしかなく、投票した選挙民の多数が支持した政党が国家運営をしていくしかありません。

よりよき選択がないということ自体が日本政治の不幸ともいえますが、嘆いてばかりもいかず、これからも淡々と国民一人一人が正しいと思うことを述べ続けて現在においては安倍総理に訴え続けていくしかないでしょう。

私が安倍総理に訴えたいのは何よりもまず消費税増税凍結をご決断いただきたいということですね。

財務省、財政規律派勢力を無視して日本国民のために英断できるか、自分の進退を賭けることさえもやれるのか、日本経済の命運はこのただ一点に懸かっていると言って過言ではないでしょう。

ただまあ現実的には粛々と10月に増税されるということになるでしょうね。

これほど長い時間政権を担い続けてきたのですが、短命に終わった第一次安倍政権より魅力がない政権と成りはててしまっているので結局は四期目目指して各所に阿る政治を実践なされるのでしょう。

権力維持するためには何が最善かと行動していくという点で安倍総理は本当に強かな政治家であり結果を残したと言えるでしょう。

相場的にはご祝儀相場などがあるのでしょうか?

私には皆目見当がつきませんが、チャートを米国市場などと比較する限りにおいては相対的に弱い、消費税増税以後の日本経済衰退を見込んだ大天井形成をしているように見えているというのが現実ですね。

日本経済の終わりとなるのかどうか10月になるまでにそれが確定することになります。

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